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三谷幸喜の文楽「其礼成心中」を観劇しました!

2016年7月5日、大阪の森ノ宮ピロティホールで行われた「三谷文楽 其礼成心中(それなりしんじゅう)を観てきました!

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人形浄瑠璃で喜劇?!

三谷幸喜さんの作品といえば、洗練された言葉の駆け引きによる、テンポのいいお芝居です。それを日本の伝統文化の一つである文楽で上演するということで、これは是非とも観なくてはいけません!

会場に入ると特にこだわった内装を施してはいませんが、黒、緑、オレンジ色のストライプの、あの伝統的な模様の緞帳が目に入ってきます。席は前から10列目のど真ん中!テンション上がってきます!

開演10分前頃から、笛や太鼓の鳴物の演奏が始まり、雰囲気を江戸時代へと変えてくれます。鳴物が終わると下手の袖から、なんと三谷幸喜さんが登場!!もちろん人形です(^^) そっくりですwww

三谷さんの声(録音)に合わせて人形遣いの人が動かすのですが、最初のうちはその人形遣いに目がいくのですが、不思議なことにだんだんと三谷人形しか見てこなくなります。文楽の人形を生で見たのは初めてだったので、とても不思議な感覚でした。人生初文楽は三谷人形からの始まりでした(^^)

あらすじ

時代は元禄、近松門左衛門の名作「曽根崎心中」が空前の大ヒット!それを機に大阪・曽根崎では「心中ブーム」が巻き起こる。連日天神の森には訳ありの男女が心中をしにやってくる。

このせいで森のはずれの饅頭屋は「不吉な饅頭」よばわりされ、客足が途絶えて毎日閑古鳥。たまりかねた饅頭屋の主人「半兵衛」は心中を阻止するべく森にパトロールに出かける。

とにかく分かりやすい!

文楽は日本の伝統文化であるが故に、言葉(セリフなど)が難しい印象がありましたが、この三谷文楽は言葉が現代語なので、非常に分かりやすかったです。三谷さんのインタビューにもありましたが、「耳で聞いて100パーセント内容が分かるものにした」と言っている通り、普段我々が使っている言葉がふんだんに使われています。

太夫さんの声が凄い!!

文楽は太夫の語りと三味線の調べによって物語が進んでゆきます。基本的には太夫1人、三味線1人の2人で語られます。

今回は太夫は合計で3人出演していましたが、物語の始めの方では1人ずつで演じていました。多い時太夫1人で4人もの役を演じていて、キャラクターの演じ分け方が素晴らしく、おじさん、おばさん、若い男、若い女と、それぞれが絶妙に変化していて、感動しました。

またその太夫の伴奏をしている三味線の音が心地よく、伝統文化の音楽であるけれども、決して古臭くなく、むしろ新鮮な響きを感じて聴きいってしまいます。

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人形の動きが凄すぎる!!

基本的には1つの人形を主遣い、左遣い、足遣いの3人で動かします。3人が1つになって人形を動かすのですが、非常になめらかで、しなやかで、人間よりも上品な動きで驚きました。また劇のクライマックスで主人公半兵衛の娘、「おふく」がものすごいコミカルな動きをします。これがまた面白くて場内大爆笑!めちゃくちゃ面白いです!!人間ではあの動きはできないだろうなぁ。

パンフレットの中に書いてある人形遣いさんの話によると「人間が演じられるものは、すべて人形も演じられる」さらに「人間が演じられないものも演じられる」のだそうです!すげえ、かっこいい!!

以前テレビのドキュメンタリーで文楽の人形の映像を観たのですが、文楽には「死」をとりあつかった作品が多くあり、まさに人形はそれにうってつけらしいのです。人形遣いが人形を操っている時は、その人形に魂が宿ります。しかし人形遣いが人形から手を離し、舞台にそのまま置いておくと死体に見えるのです。けっこうリアルです。ちょっと怖いです。

ちゃんと生で見たのが今回が初めてだったので、人形の持っている表現力の豊かさ、そしてそれを操っている人形遣いの方々技術の凄さを目の当たりにしました。

とにかくおすすめ!!

今回の大阪公演は2016年の7月11日で終わります。次回の公演はまだ決定していませんが、次に上演される時は是非とも行ってみてほしいと思います。私自身もそうですが、文楽の入門編としても楽しめますし、素晴らしい演劇を観るチャンスです。

 

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